2011年4月28日

EnBW社CEO、洋上ウィンドパークに対する支援を要請(抜粋)

SPIEGEL ONLINE - 2011年4月27日

EnBW社、CEOのハンス-ペーター フィリス氏は、彼自身のグリーンな側面を発見したようだ:
“Handelsblatt紙”のインタビューに答え、洋上ウィンドパークのための投資支援を要請するとともに、原発とは距離を置くとした。氏が同社の代表に就任した際には、“私の夢は、原子力発電所を建設することだ”と語っていた。
フィリス氏の頭の中では、目下、驚くべき思考の変化が起きている。かつては強固な原発支持者であったEnBW社トップが、突如として大規模な、再生可能エネルギーの拡大に向けたムードを作っている。
具体的には、洋上ウィンドパークへの投資支援を要求。「原則として、私は原子力エネルギーを確信している。しかし、それが単に橋渡しの技術であることを理解した。社会で受け入れられる余地がもはやないのであれば、我々はその事実に反応しなければならない。」
脱原発を早期に実現するためには、洋上ウィンドパークのような代替エネルギー源に対する投資刺激策がもっと必要だ。「数年の間に振興策を集中させることで多くのプロジェクトがより速やかに着手されることが可能だろう。」4年前、現在のポストに就任した際、彼はまだ、「私の夢は一度一基でも原子力発電所を建設すること」、「核エネルギーは橋渡しの技術ではない、核エネルギーは未来である」と語っていた。
フィリス氏の転換は、バーデン-ビュルテンベルク州で5月12日、緑-赤連立政権が成立する予定であるという事実にもよく適合する。EnBW社株の46.5%は、同州に属している。緑の党クレッチマン氏のもと近々発足する州政府は、フィリス氏との契約延長に際して重要な発言権がある(略)。

http://www.spiegel.de/wirtschaft/unternehmen/0,1518,759182,00.html