Klimaretter- 21.03.2011
まさにドイツにおいて歴史的な日。太陽光発電の発電量が、はじめて、原子力発電を超えた。2011年3月22日12時30分(ドイツ時間)のこと。
ソーラーテクノロジー(株)<Die SMA Solar Technology AG (SMA)>(※1)によると、電力供給網への太陽光発電からの供給容量が12,1GWに到達。現在、供給網につながっている9基の原子力発電所の出力は、12GW。
1993年当時、電力大手は長期的にも、太陽光、水力、風力は、電力需要の4%以上をカバーすることはできないだろうと想定していた。”バイエルン気候保全と脱原発同盟”のライムント・カム氏は、近いうちに、われわれの電力需要のすでに20%が、再生可能エネルギーによってカバーできるようになるだろう。2020年には50%をカバーするだろう、と語る。
いずれにせよ、太陽光発電が突出した状態は、一日のうち長く続かない。17時には太陽光発電出力は、3.8GWとなった。エネルギーバランス協会<AG Energiebilanzen e.V.>のデータによると、2010年、ドイツでは1兆4,050億kWh、22.6%にあたる電力が原子力発電により発電。再生可能エネルギー源から供給された電力は、16.5%となっている。
<以下訳注は、翻訳者による補記>
※1:ソーラーテクノロジー(株) Die SMA Solar Technology AG (SMA)
太陽光発電システムのインバータ、監視システムを生産、販売。
◎動画を配信:ドイツ全土における太陽光発電システムの出力状況(ほぼリアルタイム、夜間は出力ないため過去のデータを表示)